しまった。
浮かれすぎました。
まさか私がこうなるとは。
レバノンに到着してから、毎日が刺激的で楽しい日々でした。
メインの目的であったレバノン人の友人の結婚式はそれはそれは素晴らしいものでした。日本の結婚式と規模が違いました。みんなで歌って踊って、楽しい結婚式でした。
友人の結婚式の後、ベイルートからバトラウン(Batroun)という街に移動しました。
本当に映画に出てきそうな街で(いや、実際出てるのかも)、朝から街中を歩き回りました。
良い感じの古いカフェを見つけ、そこで朝食をとり、また街を散策しながら「よし、海でも入ろう」と思い、アパートに戻りました。
アパートは目の前がビーチになっており、『海パンで出かけて、海パンで帰れる』という素晴らしい立地でした。
しかし、アパートに帰るとなぜか身体がとても重く、「ちょっと疲れたのかな」と思ってベットで横になることにしました。
目の前に広がる海。
すぐ手に届く場所に大好きな海があるのに身体が動かない。。。
体を動かすと足が頻繁につる。
気づけば寒気が。
そして関節が痛い。
しまった!体調を崩した!!
急いでネットで検索すると、典型的な熱中症の症状だとわかりました。
冷水シャワーを浴びるといいと書いてあったのですが、そんな元気もなく。というか、何もする気が起きなくて、ひたすら水を飲んでベットで横になるしかありませんでした。
その日の夜、夜ご飯を一緒に食べる約束をしていた友人に「体調悪いからやめとく」と連絡すると、症状を聞いてピンときたのであろう、奥さんと2人でゲータレードを山ほど持ってお見舞いにきてくれました。
奥さんが氷タオルと氷枕を用意してくれ、「ここで寝てなさい!」と言われて部屋でも一番冷える場所に横になるよう支持され、ひたすらそこで寝ることにしました。
なんだかんだ、海外で初の体調不良です。
心細い。。。
自分はこのまま死んでしまうのではないだろうか?とか、単なる熱中症のくせにそんなことまで考えてしまいました。
寝ようにも関節が痛い。ずっと○崎さんにローリングサンダーを喰らってるような地獄の痛みが続きます。
痛い・・・痛い・・・・
そんな悪夢にうなされながら一晩ろくに眠れずに過ごしました。
翌朝。
まだちょっと体調が優れませんが、昨晩よりはマシになりました。
山ほどもらったゲータレードも半分ほど飲み干し、体の水分がすべてゲータレードに変わったのでしょう。ゲータレードが好きになりました。
この日はバトラウンから再びベイルートに帰らなくてはいけない日でした。そして、この日か翌日しか柔術に行けるタイミングがありません。
バトラウンには柔術道場はなく、というか、体調不良でそれどころではないし、とりあえず新しいベイルートのAirbnbに早くチェックインして休まないといけません。
重い体を引きづりながら荷物とゲータレードをパッキングし、ホストにありがとうさよならとメールしてとっととチェックアウト。
Uberを呼んでベイルートへ帰りました。
長くなったので、続きます!