いよいよ試合の当日、前日は全然眠れずに当日を迎えました。

  

相手の道場へ出稽古という形で訪問し、みんなで練習試合をやります。

当日は食事もまともに喉を通らず、「なんであんな軽はずみにOKしてしまったんだろう。。。」という自分の軽はずみな言動を反省し、でも社会人としてドタキャンする訳にもいかないので、重い足取りで待ち合わせ場所まで行きました。

待ち合わせ場所に着くと、もうほとんどのみんなが揃っており、有無を言わさずに先方の道場へ向かいました。

先方の道場に着くと、同じく青ざめた顔をしたおじさんたちが迎えてくれて、「あぁなんだ、みんな嫌なんだ」とちょっと安心しました。

めちゃくちゃ広くて綺麗な道場で、びっくりしたのを覚えてます。

なんとなく上の空で着替えを済まし、広いマットで軽い柔軟体操をしました。先方の道場の人がいたので、「広くて良い道場ですね〜」と声をかけたところ、「は・・・はぁ」みたいな上の空な返事が返ってきて、みんな緊張してるのは一緒なんだと確信できました。

そんなぎこちなく柔軟体操をしているおじさんをよそに、「じゃ、そろそろ始めましょうか」と代表同士が話をしだして、X-TREME EBINA軍と先方ジム軍が東西に別れ、いよいよ試合が始まりました。

各人それぞれが同じくらいの体重の人と1〜2試合に出場する総当たり戦となっており、勝ち星が多い道場の勝ちです。

EBINA軍の先鋒は、当時飛ぶ鳥も落とす勢いだった高校生のエースの子でした。対戦相手は普通に私と同じくらいの年齢の人でした。

この高校生のエース、とんでもなく強く、下馬評通りに先鋒から圧倒的な勝ち星をとり、EBINA軍に勢いをもたらしました。力が強くてスピードも早い!

次の試合が早速私でした。

自分より2周りくらい年下の子が圧倒的に強い試合をして、内心「こいつ、こんな良い試合しやがって。俺負けたらどうすんだよ!」とちょっと邪心を抱いてしまいましたが、自分の試合に集中しなくてはいけません。

「おめでとう」とちょっとした嫉妬と恨めしい言葉をかけ、あやかるためにスーパー高校生と握手をし、いよいよ自分の試合です。

緊張はピークで、レフリーの方に呼ばれた時はもうドキドキというか、ドキドキの向こう側に達してました。

こういう時って、相手が鬼くらい強そうに見えます。

体格もほぼ同じのはずなのに、千代大海くらい大きく見えたりもします。

てかもう相手が千代大海に見えます。

そんな千代大海と対峙して、とりあえず「お願いします」と握手をし、いよいよコンなんとかと叫ばれて、試合開始です。

   

    

   

   

実は、この日からさかのぼること1週間前、柳澤代表から秘策を伝授されておりました。

「試合が始まったら、相手の意表を突いてこれをやってください。」

(秘策なので、ブログでも言わないようにしておきます)

私の頭の中はその秘策でいっぱいになっており、試合が始まる⇨◯◯をするという単純なロジックが入っているだけでした。

それを遂行するだけです。

果たして成功するのか?

   

   

   

   

   

(続く)