小平先生が道場にこんな本を置いていってくれました。

七帝柔道記(角川文庫)増田俊也著

角川書店出版の『七帝柔道記』(増田俊也著)

「七帝柔道ってなに?」

と思う方もいると思います。

 

 

私も知りませんでした。

 

 

むしろロマサガの七英雄的な何かが柔道界にいて、それを誰かが倒すストーリーなのかとワクワクしてたのですがちょっと違いました。

 

 

私も読むまで知らなかったのですが、どうやら一言に柔道といっても2つに大きく分かれており、この七帝柔道と、みなさんが普段TVで観ている柔道があるそうです。(以下は講道館柔道と呼ばせていただきます。)

七帝とは七つの旧帝国大学という意味で、北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学の七つの旧帝国大学で行われた競技だったのでこの七帝という名前がついたそうです。

大きな違いは、七帝柔道は寝技中心で、講道館柔道であればどちらかが寝て膠着状態にあるとすぐに試合が止まり、立った姿勢からリスタートされますが、七帝柔道は寝技をそのまま継続し、1本決まるまで続くそうです。時間がきたら引き分けになるとか。

 

 

ブラジリアン柔術に似てますね。

 

 

七帝柔道をネットで調べると、とても興味深くかつ勇気をもらえる説明があります。

「寝技は天賦の才に左右されることが少なく、短期間で技術の向上ができる」

「柔道初心者が柔道経験者を倒すために寝技に特化した柔道」

「あまりに強かったため、講道館がルールごと変えてこの柔道を封じ込めた」

 

うーーん素晴らしい!

 

どこでクジンシー的な奴が出てくるんだ!?」とワクワクしていた自分が恥ずかしい。

 

読み進んでいくと、寝技の稽古で苦しむ主人公がリアルに描かれており、「あー気持ちわかるわー」とか「最初は寝技疲れるよねー」などと、無駄にシンパシーを感じながらどんどん読んでしまいます。

しかも主人公が北海道大学の柔道部に入った時の体型が、今の私とほぼ同じ(176cm、70kg)という奇跡。主人公と自分を重ねて読んでしまいます。

本の中で何度も繰り返し言われる「寝技は練習した分だけ強くなる」という言葉にも何度も勇気づけられます。

しかも、今まであんまりスポーツをしてこなかった、どちらかというと頭でっかちな青年たちが、格闘技の世界に挑むというストーリーがまたいいです。

 

久しぶりに面白い本を紹介してもらえました!

 

読み終わったら道場に置いておきますので、興味ある方は小平先生にお尋ねください!!