我が家には鳩時計がある。
前に会社の同僚でインド人の方がいたのだが、彼が帰国する際に「大変お世話になったので」という事でいただいた物だ。
妻や娘にとっては自動で時間を知らせてくれるので大変重宝しているみたいだが、私にとってはリモート会議が大変しづらくなるだけの迷惑な時計である。
そんな鳩時計だが、最近電池が切れかかってるらしい。
彼が我が家に来た当初は、それはそれは張り切っており、「時間、知らせまっせーーー!!」という勢いで「パッポッ!パッポッ!」と時間を知らせてくれていた。
それが最近では、「パ・・・・ポ・・・・・」と息も絶え絶えに出てくるようになった。
今朝なんて、8時だから本来8回「パッポ!」と言わなくてはいけないはずなのに、「パ・・・・・」だけ言ってそのままクタッと前のめりになったまま止まってしまった。明日のジョーのように燃え尽きてしまったのか。
壊れかけの物って面白い。
小学生の時、ドラえもんの目覚ましが同じように電池が切れかけており、アラームが鳴ると本来は「おはよー!僕ドラえもん!」みたいなことをいうのに「うむ・・・ふ~~ん・・・・。もぅあ~~~ん」みたいな悶えるような声を出しているのを聞いて爆笑したのを思い出す。
この鳩時計も、もう少し電池が切れるまで泳がしておこうと思う。
頑張れ!鳩時計!!