水曜日は↑この人によるMMA・グラップリングクラスです。
「えっ?おたくってブラジリアン柔術って格闘技の道場なんじゃないの?」
と疑問に思ってる方もいるかもしれません。
MMA=総合格闘技とグラップリングの中に、ブラジリアン柔術に関連する動きはたくさんあります。
特にグラップリングは、『打撃のない総合格闘技』みたいな感じで、寝技オンリーです。しかも道着も着ないので、掴むところが汗で滑る己か相手の身体しかありません。
掴むところがないということは、『相手の道着を掴んでおいて休む』というスタミナのないおじさんが頼りがちな行為ができず、常に動き回る必要があります。そのぶん、グラップリングの練習はダイエットや身体能力向上に大変効果あります。
道着もいらず、短パンとTシャツでできる手軽さ。膠着状態のないスピード感のある試合。高度で高速なタップ(ギブアップ)の取り合い。そういった魅力がグラップリングにあります。初めて寝技の攻防を観る方にとっては、膠着状態の少ないグラップリングは見ていて楽しいと思います。
最近だと『グレイシーハンター』として総合格闘技のいち時代を築いた桜庭和志選手が参加するQUINTETがグラップリングの試合として有名です。
そんなMMA・グラップリングクラス。
24日に教えてもらったのは、『イマナリロール』という技でした。
日本人の今成正和選手が開発した技で、誇らしいことに日本人の名前が技名として世界中で認知されております。
『Imanari Roll』と言えばグラップリングをやっている人であれば世界中で通じるのです。アームロックが故 木村政彦先生からとって『Kimura』と名付けられたように、『Imanari Roll』も今後ずっと関節技界で名前が残り続けるのでしょう。素晴らしい!!
そんな日本人として絶対知っておきたい技ですが、その技自体もまたカッコいいんです。
相手を転ばしてかつ、足関節をとりにいく技なのですが、突如自分の足元で人が回転し、あれよあれよと転ばされて足関節をとられてギブアップしてしまうという、なんか魔法にかかったような技です。
しかもこういう技って、見ててもカッコいいし、自分でやってても『俺、超カッコいい技やってる~』って自分に酔って楽しいんですよね。笑
でも、自分の身体を回転させながら繰り出す大技ですので、当然のことながら難易度はめっちゃ高いです。回転しながらも常に自分の体勢がどんな形になってるのか頭でイメージできてる必要があります。
そんな技も懇切丁寧に松本先生が教えてくれたおかげで、形はできるようになりました。
まぁ唯一この技のちょっとした欠点を言うとすれば、柔術では反則になることなのですが、間違って柔術の最中に使わなければいい話です。
※柔術のルールでは、「外がけ(相手の膝を壊す危険な関節技)」とみなされて反則となります。
こういうカッコいい技、どんどん知りたいですね!!