おかげさまで、我がたぬき島ももうすぐ1周年を迎えようとしている。

このたぬきの言われるがままに家を増築し、ローンを背負わされ、日夜釣りをしたり、冬の海を泳いで海産物をとらされたり、木の枝で作ったみすぼらしいスコップでお金を掘ったりさせられた。

そんな辛い奴隷の日々を乗り越え、ついにローンは完済。

貯金も増え、家がもう1軒建つくらいの貯蓄をすることができた。

今はもうそれはそれは優雅に釣りをしたり、冬の海を泳いで海産物をとったり、木の枝で作ったみすぼらしいスコップでお金を掘ったりしている。

人生とは素晴らしい。苦労の先にこんな優雅な生活が待っているとは。このあいだなんて、売れば10000ベルもする錦鯉を「荷物がいっぱいだから」という理由でキャッチ&リリースしてやった。

最近では、専ら『島の覇者』として、愚民どもに道を作ってやったり、自販機を設置してやったり、昨日なんて遊園地まで作ってあげた。

金持ちになると人に優しくなれる。

たまに気を使った下民からニット帽などの献上品をもらうときもある。完全に民の心を掌握した証拠である。良い献上品を自ら進んで持ってくる物には、覇者自らが掘り出した化石をプレゼントすることにしている。ちゃんとフクロウに鑑定させてからあげてるので、売れば相当な値段となる代物だ。

そんな心の優しいたぬき島の覇者がいるにもかかわらず、先日「この島を出ようと思ってます」という不届き者が現れた。

なんでも、自分の可能性に挑戦したいとかなんとか。いい大人が中2病のようなことを言い始めた。

そんな裏切り者、愚民はこっちから願い下げである。遠慮なく出て行って欲しいという旨を伝え、島から叩き出してやった。不正因子は早めに取り除かなくてはならない。

ああいう輩から反逆者が産まれ、徒党を組み、本能寺にいきなり襲いかかってきたりするのだ。私は歴史に学んでいるので、そんな可能性は早期に処置するようにしている。

反逆者の引っ越しも終わり、せいせいしたのも束の間、私に断りもなく『ブンジロウ』とかいう狼がその土地に引っ越してきた。↓

 

なんとも言えない微妙なやつだ。

しかも島民で私のお気に入り、『モニカちゃん』とキャラがかぶっている。

 

勝手に引っ越してきた上、私のお気に入りのキャラにかぶせてくるとはとんでもない輩である。しかも先日引っ越した反逆者とも内通している可能性もある。

 

いや、まて。

反逆者とつながってるということは、逆手にとれば不正因子を一網打尽にするチャンスでもある。

・・・少し泳がしてやるか。

島の覇者は今日も忙しい。