手が荒れている。

冬になると特に荒れる。

あと、私のクセでついついササクレを剥いてしまうので、ますます荒れる。

ササクレを剥く魅力は計り知れない。指からチョロっとはみ出したあいつを、指でつまんで剥がす。たまに長くとれたりすると大変気持ちいい。

ただ、自由気ままにササクレを剥いてきた代償か、私の白魚のような指に問題が出てきた。血だらけなのはいつものことだが、爪がなんだか波打つようになってきたのだ。

どうやら原因は指のいじりすぎらしい。たしかに殊更冬になると、ちょっとした空き時間にも常にササクレを剥いてる気がする。遠くからみたらいじけてるおじさんみたいに、下を向いて指をいじっている。

歳をとると、指先にまで影響がでてくるのか・・・

仕方がないので、ハンドクリームを塗ることにした。風呂上がりのニベアに続き、また塗る物が増えてしまった。まったく面倒臭い話だ。

そんなある朝、さて起きるかと洗面所にいったところ、歯磨きをしようとして思わず咳き込んでしまった。歯磨き粉と間違えてハンドクリームを歯ブラシにつけてしまったのだ。

ハンドクリームを食べた経験のある読者さまならおわかりだと思うのですが、とんでもなく不味い。使ってるクリームによるかもしれないけど。しかも口の中がちゃんとしっとりする。口の中にいつまでも違和感が消えない。

塗る物が増えると、こんな珍事にも巻き込まれる。本当に健康であるに越したことはない。健康を目指しているはずなのに、なんか寿命が縮んでいる気がするのは気のせいだろうか?