月曜日は相模大野支部はお休みの日です。
先日、「ながぐつをはいたねこ」の絵本を読んで、その衝撃的な兄弟差別に愕然とし、ついブログに書いてしまいました。(読みたい方はこちらからどうぞ!)
もう書くことはないだろうと思っていたのですが、どうしても我慢できないので、もう1冊の絵本について書きたくパソコンを開きました。
平田 昭吾 (著), 大野 豊 (イラスト)
言わずとしれた名作です。
もしこれから読もうとしている方がいましたら、多少ネタバレになりますので、以降は気をつけて読んでいただけると幸いです。
要約するまでもありませんが、まぁ私なりに要約すると、助けた鶴が恩返しにきて、実は鶴というのがバレて飛んで逃げるというストーリーです。
私も久しぶりに読んだのですが、「私が機織りをしている間、絶対扉を開けて見てはいけませんよ」という、有名お笑いトリオの熱湯風呂的なくだりは相変わらず健在でした。
ただ、どうしても気になるところが1点。
この鶴の使命は、「ぜったい主人に鶴である事がバレないように過ごすこと」という事だったはずです。
鶴である事がバレてはいけないのですが、機織りをしているときは鶴に変身する必要があるので、扉を絶対開けられてはいけないのです。
織物の素材はつるの羽でできているらしく、鶴になる必要があるんですね。
とにかく、彼女は絶対に鶴である正体がバレてはいけないのです。
なのに、
↑ 鶴の模様
・・・・
ヒント出しちゃってるじゃん
この鶴の化身なのですが、登場したときから常にこのピンクの鶴模様の着物を着ております。
なぜだ。。。
絶対にバレてはいけないはずなのに。。。
なんでちょっとだけヒントを出すんだ。
バレてはいけないのに、「ねぇ、ほら見て。私の着物の模様なーんだ?」みたいなメッセージ性のある着物を常に身に纏う理由は何なのか。
正体がバレて、泣きながら飛んでいったあの時の涙は何だったのか?
まだこの絵本を完璧に理解するのに、時間がかかりそうです。